FX日足手法を解説!ローソク足だけで勝てる手法とは?
FX日足チャートを使ったFXトレードを行いたいが、どのように行えばよいのかやり方が分からない人も多いでしょう。FX日足チャートを使ったFXトレードはデイトレードからスイングトレードまでの比較的ゆったりした時間足でFXトレードが行えます。
スキャルピングなどの忙しい(せわしい)操作も必要ないためしっかりと腰を据えて相場分析を行い、エントリーポイントを割り出すことができます。本記事ではFX日足チャートを使用したFX日足手法について解説します。
FX日足手法とは
FX日足手法とは「FX日足チャート」を活用したFXトレード手法です。主に相場分析において「日足」のプライスアクション(値動き)を分析することでエントリーポイントを見出していきます。
- 日足とは
- 日足はトレンド判断に利用されることもある
日足とは
日足とはFXチャートの時間軸を「1日」に設定したときに表示されるローソク足のことを指し、このローソク足1本がその日1日のプライスアクション(値動き)を示しています。
その日一日の始まりであるオセアニア時間開始からローソク足が形成され始め、その日一日の終わりであるニューヨーク時間終了で1本のローソクが完成します。
日足はトレンド判断に利用されることもある
他の時間足のように中途半端な時間で区切られずFX市場の始まりから終わりきっかりでローソク足1本が出来上がるため、次の日もトレンドが続くか否かの判断材料にされることもあります。つまり前日の高値を超えてその日の日足の始値が形成され始めた時は、ざっくりとアップトレンド(買い目線)と判断できます。
逆に前日高値を超えられず高値を切り下げて始値が形成された時はざっくりとトレンド転換、もしくはレンジ相場になると判断できます。日足はこういったその日一日のトレンド判断の起点となっていることから、サポート・レジスタンスとして機能することが往々にしてあります。
そのためスキャルパーやデイトレーダーなど、1分足や5分足といった短時間足でFXトレードを行う市場参加者も、日足の高値と安値だけは意識している人が多くいます。
FX日足手法で重要なこととは
FX日足手法において重要なことは「トレンド方向に従ったFXトレードを行うこと」です。つまりトレンドに乗ることであり「トレンド方向への順張りトレード=買い目線」のみを行っていきます。
FXは一旦トレンドができ「モメンタム=勢い」が発生すると、しばらくはその方向へトレンドが継続するという特性があります。もちろんこういった相場において、トレンドに逆らった逆張りFXトレードを行うFXトレーダーもいます。
ですがリスクリワードが悪く、的確なトレードタイミングや相場判断ができない場合は、損失を重ねる可能性があります。こういった理由から、FX日足手法は原則トレンド方向に従った順張りトレードが最適と言えるのです。
FX日足手法のメリット
FX日足手法のメリットとして挙げられることは以下があります。
- ゆとりのあるFXトレードが行える
- ルーティンワークとしてライフスタイルに取り入れられる
- 利益がごっそり取れる場合もある
ゆとりのあるFXトレードが行える
FX日足手法はエントリーから決済までの時間がデイトレードからスイングトレードと長めのため、ゆとりのあるFXトレードが行えます。スキャルピングのような長時間に及ぶ画面への張り付きやシューティングゲームさながらのせわしい操作は必要ありません。
一度エントリーしたら決済されるまで放置しておくことが可能です。仕事で忙しい人には最適なFXトレード手法と言えるでしょう。
ルーティンワークとしてライフスタイルに取り入れられる
FX日足手法は上項目「ゆとりのあるFXトレードが行える」でも解説した通り、エントリーから決済までの時間がデイトレードからスイングトレードと長めのため、ゆとりのあるFXトレードが行えます。つまり指値と逆指値使用してFXトレードを行うことができます。
スキャルピングなどの1分足、5分足トレードでは指値、逆指値をセットしている時間がなく「成行」でFXトレードを行うことがほとんどです。そのためヒューマンエラーなどの操作ミスも往々にしておこり、感情トレードによる損失を被ることもあります。
ですが、的確な相場分析や指値、逆指値をセットする時間があるFX日足手法では、感情を排除したシステマティックなFXトレードを淡々と行うことができます。つまりFXトレードをルーティンワークとすることができ、日々の生活の一部として無理なくやり続けることができます。
こういったライフスタイルの一部として取り入れられることも、FX日足手法のメリットと言えます。
利益がごっそり取れる場合もある
上項目「FX日足手法で重要なこととは」でも解説した通り、FX日足手法は原則トレンドの方向に従った順張りFXトレードを行っていきます。そのため波に乗れたときには、トレンドごとごっそりと利益が取れる場合があります。
逆張りのように細かくエントリーと決済を繰り返すFXトレード手法ではないため、放置しておいても利益が膨らんでいく可能性があります。
FX日足手法のデメリット
FX日足手法はゆとりのあるトレードができますが、ゆとりがあるがゆえのデメリットもあります。以下ではFX日足手法のデメリットを解説します。
- エントリーチャンスが長期間ない場合もある
- 損切り幅は比較的大きめ
トレードチャンスが長期間ない場合もある
FX日足手法は、エントリーから決済までの時間がデイトレードからスイングトレードと比較的長めのため、トレードチャンスは少なめです。そのためトレンドが発生していないレンジ相場など、相場環境によっては長期間トレードチャンスがない場合もあります。
ですが、FXはトレード回数を重ねればそれに比例して利益が増えるわけではないため、エントリー回数はそれほど重要ではありません。むしろ頻繁にエントリーすればその分のスプレッド、もしくは手数料なども取られますし、損失を重ねる可能性もあります。重要なことはしっかりと利益を膨らませることであり、トレード回数ではありません。
損切り幅は比較的大きめ
FX日足手法は、日足チャートをエントリー根拠とするため、損切り幅が比較的大きめになります。FX相場はフラクタルですが、時間足を短くすればするほどPIPS数の感覚は狭まっていきます。
つまり1分足チャートや5分足チャートで表示されるローソク足のPIPS数と日足で表示されるローソク足のPIPS数は異なります。これらを同じ目線で扱ってしまうと日足の場合、思った以上にPIPS数があり、思わぬ損失につながる可能性があります。
例えば1分足チャートや5分足チャートでは、1本のローソク足が5PIPから10PIP程度で表示されますが、これを日足に切り替えるとローソク足1本が40PIPS、50PIPSと縮小されて表示されます。FX日足手法ではこういったPIPS数の違いも考慮して損失幅を限定する必要があります。
当Webサイトで紹介している「FXデイトレード手法!(日足)ドル円(USDJPY)の日足チャート限定FX手法!」では、この損切り幅が大きいというデメリットを克服したFXトレードルールを構築しています。FX日足手法にして、損切り幅が狭いFXトレードを行うことができます。
FX日足手法成功のポイント
FX日足手法成功のポイントとしては以下が挙げられます。
- トレンドが出ている通貨ペアを選択する
- トレンドに逆らわない
- サポート・レジスタンスを確認する
- 資金管理を適切に行う
トレンドが出ている通貨ペアを選択する
FX日足手法ではトレンドが出ている通貨ペアを選択することにより、勝率を上げることができます。上項目「利益がごっそり取れる場合もある」でも解説した通り、FX日足手法は逆張りのような細かい利益をかすめ取っていくFX手法は適しておらず、トレンドをごっそり取れるFX手法の方が理にかなっています。
そのため、順張りFX手法でトレンドがごっそり取れるようにトレンドが出ている通貨ペアを選択することが成功のポイントです。
トレンドに逆らわない
トレンドに逆らわないことも成功するための重要なポイントとなります。上項目「FX日足手法で重要なこととは」でも解説した通り、トレンド相場においても移動平均線からの乖離を狙った逆張りFXトレードを行うFXトレーダーもいます。しかしながら、勝率はそこそこ高いものの得てしてリスクリワードが悪く、得られるPIPS数も微々たるものとなりがちです。
リスクに見合わず得られるリワードが少ないため、手慣れたFXトレーダーでなければ損失を立て続けに出してしまう可能性があります。こういったことから、トレンドには逆らわない目線で相場分析を行った方が無難と言えます。
サポート・レジスタンスを確認する
FXトレードを行う前に相場分析において、サポート・レジスタンスを把握することもFX日足手法成功のポイントとなります。日足ローソク足の高値と安値はサポート・レジスタンス、いわゆる「壁」となることが多く、ここを起点に壁を抜けてトレンドが継続するのか、壁に弾き返されて反転するのか、といった判断が行えます。
上項目「FX日足手法で重要なこととは」でも解説した通りFXにおけるトレンドは継続する特性があるため、壁を抜けて前日の高安値を更新すれば、トレンド継続と判断できます。逆に壁に弾き返されて反転してしまえば、トレンドが終焉、もしくは一旦の調整になる可能性がありレンジ相場になると判断できます。
こういった相場分析を行い、サポート・レジスタンスを把握することもFX日足手法の成功のポイントとなります。
資金管理を適切に行う
FX日足手法だけに限った話ではありませんが、資金管理を適切に行うこともFX日足手法で成功するポイントとなります。特に日足は1本のローソク足で30PIPSから70PIPS程度、「モメンタム=勢い」のある長めのローソク足では100PIPS以上の値幅になることもあります。
そのため損切り幅が広くなりがちで、資金管理を適切に行わないと思わぬ損失を被る可能性があります。こういったことから、FX日足手法では1分足、5分足といった短時間足よりも損切り幅が広くなることを想定してFXトレード戦略を立てることが成功のポイントとなります。
FX日足手法のやり方
FX日足手法のやり方は基本的に前日の高値安値を超えた段階でそちらの方向に順張りエントリーとなります。ですが、これはあくまで基本的なやり方で、相場はそこまで単純ではありません。そこで、勝率が高く損切り幅の狭いFX日足手法のやり方をわたくしプロップトレーダー佐藤が解説しました。
指値、逆指値をセットして決済されるまで放置するという手法で、お仕事がある人でも毎日ルーティンワークとして淡々とFXトレードができます。それが、FX日足手法に最適なマニュアル「日足ブレイクFX手法」となります。
FX日足手法に最適なマニュアル「日足ブレイクFX手法」とは
FX日足手法に最適なマニュアル「日足ブレイクFX手法」は、わたくしFXプロップトレーダー佐藤が、日足チャートを使用してFXトレードを行うことを前提に設計したFX手法マニュアルです。上項目「FX日足手法のデメリット」で解説したFX日足トレードのデメリットでもある「広い損切り幅」を克服し、勝率を高めたFXトレード手法となっています。
相場の原理原則、及び普遍の法則に則ったFX手法となっており、日足のローソク足のみの相場分析でFXトレードを行っていきます。インジケーターを多用し、FXチャートに厚化粧した裏技的なFX手法とは一線を画したプロトレーダーも使用するようなFX手法でFXトレードが行えます。
リスクリワード(損益比率)は「1:2」(損失:利益)と非常によく、「エントリーポイント」「利益確定」「損切り」も明確に定めております。毎日のルーティンワークとして淡々とFXトレードを行いたい人には最適のマニュアルとなっております。
FX日足手法に最適なマニュアル「日足ブレイクFX手法」はこちら
まとめ
本記事では少し大きめの時間足「日足」を使用したFXトレード手法について解説しました。日足は1日の始まりであるオセアニア時間から1日の終わりであるニューヨーク時間で区切りよく1本が形成されるため日毎のサポート・レジスタンスを把握するローソク足として役に立ちます。
またトレンドが続きやすいというFXの特性から、日足トレードはシンプルにトレードしやすいというメリットもあります。ぜひ日足FXトレードをルーティンワークとして、日々のライフスタイルに取り入れてみてはいかがでしょうか。